オンラインカジノ(Online casino)は、日本で遊ぶことができます。
安全性や信頼性も高く、第三者機関の監査などが入っているため基本的には安心して遊ぶことが可能です。
しかし、ギャンブルということで依存症の危険性があります。
この記事では、そんなオンラインカジノとギャンブル依存症の関係性と危険性について解説していきます。
そもそも依存症とは何か
依存症とは、簡単に言ってしまえば「自分の意思ではやめたいと思っているのに、結局やめられないこと」を指します。
有名なものだと麻薬などによる薬物依存症、お酒などによるアルコール依存症などがあります。
実は、ギャンブルにも「ギャンブル依存症」と呼ばれるものが存在しているのです。
例えば、競馬や競艇、パチンコなどをやめたいと思っているのに、いつの間にか賭けているのようなイメージですね。では、オンラインカジノはどうなのでしょうか。
オンラインカジノはギャンブル依存症になる危険性が高い
そもそもギャンブル依存症というのは、どのくらいの割合がいるのでしょうか?平成29年度の調べによると、成人男性15人に1人(約6.7%)がギャンブル依存症とされています。
ただし、これはパチンコやパチスロから算出されたデータであり、他の公営ギャンブルを足したらもっといるかもしれません。
そんな中でオンラインカジノがプレイできるとなれば、ギャンブル依存症になる危険性はさらに上がってくると言えるでしょう。
もっと言えば、日本で遊べるギャンブルよりも依存症になる危険性は高いです。
その理由を見ていきましょう。
- オンラインカジノは24時間365日遊ぶことができるサイト
- 比較的簡単に稼げてしまう
- オンラインカジノは入金がしやすい
オンラインカジノは24時間365日遊ぶことができるサイト
オンラインカジノで最も危険性があるのが「24時間365日いつでも遊ぶことができる」という点でしょう。
例えば、パチンコ店は地域や店舗によっても異なりますが、朝の10時~夜の11時くらいまでしか遊ぶことができません。
つまり、営業さえ終わってしまえば余計なお金を使うといった危険性はなくなるのです。
しかし、オンラインカジノであれば朝起きて寝るまで一生遊ぶことができます。
中には寝る間を惜しんでまでプレイする危険性まであるのがオンラインカジノの怖いところです。
比較的簡単に稼げてしまう
オンラインカジノは、競馬やパチンコと違って手軽に稼げてしまいます。
日本でもパチスロで遊ぶことができますが、オンラインカジノのスロットとは時間効率やボーナスの面で圧倒的な差があるのです。
同じ1時間でも最大3万円ほどしか勝てないパチスロと、最大100万円は勝てるオンラインカジノのスロットではオンラインカジノの方をプレイしたくなりますよね。
こういったものを一度でも経験してしまうと、ギャンブル依存症になってしまう危険性が高まるのです。
オンラインカジノは入金しやすい
日本のパチンコや競馬というのは、基本的に現金でしかプレイすることができません。
つまり、その場に現金を持っていなければ遊ぶことができないのです。
しかし、オンラインカジノは入金する方法が豊富に用意されています。
- 銀行送金(入金/出金)
- 各種クレジットカード(入金のみ)
- デビットカード(入金/出金)
- 電子マネー決済サービス(入金/出金)
- 仮想通貨(入金/出金)
ここで最も注意なのがクレジットカードです。
クレジットカードは手元に現金がなくても手軽に入金処理ができてしまいます。
オンラインカジノをプレイする上では便利なのですが、入金がしやすいというのは使い込みしやすいという危険性もあるのです。
「資金なくなったけどクレジットカードで情報入力すればすぐに遊べる」という便利性から、ギャンブル依存症になる危険性が高いと言えるでしょう。
オンラインカジノでギャンブル依存症になるとどんなリスクがあるの?
では、オンラインカジノでギャンブル依存症になってしまったらどのようなリスクや危険性があるのか見ていきましょう。
- 生活習慣が乱れてしまう
- 本業に力が入らなくなってしまう
- 借金をしてしまう
- 対人関係が壊れてしまう
生活習慣が乱れてしまう
上記のようにいつでも遊べるということは、深夜1時でも朝方6時でもオンラインカジノにログインできるということです。
それが結果的に生活習慣の乱れにつながってしまう危険性があります。
朝ごはんを食べない期間が続いたり、睡眠時間が1日3時間くらいになってしまったりする人もいるでしょう。
もしそれでオンラインカジノにも負けてしまったらストレスも溜まってその日1日何もしたくないとなってしまう危険性まであるのです。
本業に力が入らなくなってしまう
もし生活習慣が乱れてしまうと、本業の方に影響が出る危険性があります。
栄養不足、睡眠不足、運動不足などさまざまな要素が重なってしまい、普段ではやらないようなミスをして余計な損失を出してしまう危険性まであるのです。
とくに睡眠不足が続いてしまうと、以下のようなリスクを負う危険性があります。
- 免疫力低下による風邪などの疾患
- 注意力散漫や居眠り運転による事故発生率の上昇
- 生活習慣病になるリスク
- 全体的な死亡率の上昇
など…
「オンラインカジノをプレイしているだけでそんな危険性ないだろ…」と思われているかもしれませんが、このような症状はある日突然現れます。
本業でのミスだけでなく、自分の命すら削ってしまう危険性がオンラインカジノ、そしてギャンブル依存症にはあるのです。
借金をしてしまう
前述しましたが、オンラインカジノはクレジットカードで手軽に入金することができます。
しかし、クレジットカードでの入金は「借金」をしている状態です。
入金した分だけでなく、金利や各種手数料を計算した上で返していく必要があります。
1万円借金したくらいであればそこまでの危険性はありませんが、もしクレジットカード限度額の50万円を入金して全部使い切ってしまった…返せない…なんて状況になってしまう危険性があるのです。
対人関係が壊れてしまう
ギャンブル依存症になってしまうと、遊ぶ約束を破ってまでオンラインカジノをプレイしたり、人にお金を借りてまでプレイする人も出てきてしまいます。
そうなってしまうと対人関係、友人関係というのは簡単に壊れてしまいます。
これまでせっかく築いてきたものすべてを失う危険性が、ギャンブル依存症にはあるのです。
ギャンブル依存症になる危険性を下げるためにできること
では、オンラインカジノをプレイしてもギャンブル依存症にならないために、自分でできることを確認していきましょう。
その前に前提として覚えておいてほしいのが、「ギャンブル依存症になる危険性は誰もが秘めている」という点です。
自分にはそんな危険性はない!と思うのではなく、自分の依存症になる危険性があると思って対策するのが重要です。
- 入金方法を考える
- 自分でルールを設定する
- 細かく出金しておく
- ボーナスやフリースピンを積極的に使う
- 安全性やトラブル対応などから悪質なのか優良なのか見極める
- ログインしない、退会する
入金方法を考える
まずは、オンラインカジノへの入金方法をクレジットカードではなく、デビットカードに変更してみましょう。
デビットカードとは、その人の銀行口座に入っている金額しか入金することができません。
つまり、借金する心配はなくなります。
ただし、口座のお金がすべて失う危険性もありますので、オンラインカジノ用の口座などを開設して、使い込みを防ぐことが重要です。
自分でルールを設定する
自分で「今月オンラインカジノに使っても良い金額はコレだけ!」と設定して厳守できる人であれば、重度な依存症になる危険性は低いです。
もし自分の意思だけではルールを厳守できない場合は、オンラインカジノの方でルールを設定することをおすすめします。
登録するオンラインカジノによって内容は異なりますが、以下のような項目を設定することができます。
- 入金額の設定(1日/1週間/1ヶ月単位)
- 損失額の設定(1日/1週間/1ヶ月単位)
- ログイン回数(1日/1週間/1ヶ月単位)
- 1回あたりのプレイ時間の設定
など…
とくに損失額の設定はおすすめです。
「〇〇円以上の損失が出たらプレイ不可」のような感じになりますので、「利益が出るまでプレイする!」と言って資産がすべて無くなる危険性を防ぐことができます。
冷静な判断が難しいオンラインカジノだからこそ、こういった項目を設定できるのは嬉しいポイントです。
細かく出金しておく
オンラインカジノ側の残高に資金が残っているのであれば良いのですが、これをすべて失うことが最も最悪な結末と言えるでしょう。
100万円オンラインカジノに入金し、300万円まで資金を増やしたのに3日後には0円になったなんてことは珍しくありません。
せっかく勝った資金さえも次の勝利のために使ってしまうのが依存症の怖いところなのです。
そのため、もし少しでも勝利金を手にしたら出金するようにクセを付けてみましょう。
例えば、オンラインカジノに100万入金して「その日に10万円以上勝ったら5万は出金申請しておく」としておけば、10回で50万円分は確保することができます。
その後オンラインカジノ側の資金が無くなったとしても、半分は残っているため借金するなどの危険性を大きく減らすことができるのです。
このように、自分の中で出金するパーセンテージなどを決め、すべての資金を無くすような危険性を排除するようにしましょう。
ボーナスやフリースピンを積極的に使う
オンラインカジノには、日本のギャンブルと違って「ボーナス」というものが存在します。
そのオンラインカジノに登録するだけで貰えるボーナスもあれば、入金することで付与されるボーナスもあります。
付与されたボーナスは無料ですので、仮に使い切ったとしても資金が減る危険性はありません。
ボーナスを出金するためには出金条件が設定されていますので、まずはそれを目標にプレイしてみると良いでしょう。
その他にも、オンラインカジノで遊べば遊ぶほど還元されるリベートボーナスの利用もおすすめです。
安全性やトラブル対応などから悪質なのか優良なのかを見極める
もしオンラインカジノをプレイするのであれば、必ず運営ライセンスを取得している優良オンラインカジノに登録するようにしましょう。
ライセンスを取得していない、会社情報がしっかりと提示されていない、入金・出金に関する規約が定まっていない、このような悪質オンラインカジノに登録するのは非常に危険性が高いです。
なぜなら、イカサマなどの不正行為や出金ができないなどの不具合が起こってしまう危険性が高いからです。
途中でも書きましたが、オンラインカジノなどのギャンブルで負けていると冷静な判断ができなくなってしまいます。
悪質オンラインカジノでイカサマだと感じていたとしても、「取り返してやる!」と熱くなってしまい、余計に資金が減ってしまうのです。
さらに、日本語サポートが充実していないオンラインカジノも危険性が高いと言えるでしょう。
しっかりと出金できるまでサポートしてくれるオンラインカジノを探しましょう。
ログインしない、退会する
もし自分がギャンブル依存症になってしまった、なりかけている危険性を感じた場合、オンラインカジノから遠ざかるのが最も効果的です。
まずはオンラインカジノにログインできないよう、ホーム画面やお気に入り欄から削除する、もしもの時のためにオンラインカジノ側でログインできないように設定するなどしてみましょう。
テクニカルサポートなどに連絡すれば、自分では設定変更ができないようにロックできるオンラインカジノもあります。
ただし、アカウント管理手数料が発生する危険性があります。
そして、最も確実な方法は「オンラインカジノからの退会、アカウントの完全削除」です。
そうすれば、新しいアカウントを自分の意思で作らない限りプレイすることができなくなります。
ギャンブル依存症になる危険性を感じた際には、こちらの方法がおすすめです。
もしすでにギャンブル依存症になってしまった場合は、新しいアカウントを無意識の内に作ってしまう危険性もあるため専門施設で治療するようにしましょう。
まとめ
今回の記事をまとめると以下のようになります。
- オンラインカジノはギャンブル依存症になる危険性が高い
- 依存症になると失うものの方が多い
- 依存症にならないために自分でやれることはある
- 実績と安全性の高いオンラインカジノサイトを選ぶのがポイント
オンラインカジノとギャンブル依存症の危険性についてまとめてみました。
依存症になる危険性は高いですが、自分で対策できるポイントも非常に多いです。
自分が少しでも依存症になっている危険性を感じたら、この記事に書いているポイントを実践してみましょう。