人生で一度は行ってみたいラスベガス。カジノやギャンブルに興味がなくても、そう思っている方は多いと思います。
名前は知っているけど、なんか華やかな写真や映像は見たことあるけど、
実際カジノはどんな感じなの?
子供を連れて行っても楽しめる?
年齢制限はあるの?
ラスベガスのカジノホテルって高くないの?
そういった疑問に答えるべき、ラスベガスのカジノホテルについて実際に行った感想を踏まえ、おすすめ情報を詳しく紹介したいと思います。
ラスベガスについて知ろう
ご存知の通り、ラスベガス(Las Vegas)はアメリカ合衆国ネバタ州にある都市です。
カジノで栄えた街であり、その関係でマフィアの拠点として数々の事件が起き、ハリウッド映画「ゴッド・ファーザー」や「バグジー」などで度々モチーフにされる、ちょっと怖さもありそうな都市、と言うイメージではないでしょうか?
場所について
ラスベガスはアメリカ南西部のネバダ州にあり、砂漠に囲まれた地域です。
西部開拓時代、カリフォルニアを目指して西へ西へと開拓して行ったモルモン教徒の人たちが巨大なオアシスを発見し、その周辺に街を作ったのが始まりと言われています。
近くにはグランドキャニオンがあり、今ではラスベガスからヘリコプターで日帰りのグランドキャニオンツアーが実施されるなど、アメリカの歴史、いや地球の歴史的にも価値ある土地になっています。
気候について
砂漠地帯と言うこともあり、一年を通じて暑い土地ではありますが、乾燥しているため、昼間でも体感温度はそれほど高くありません。むしろ日焼け防止のために長袖を着ていく方が良いです。
冬の朝には霜が観察されることもあります。(乾燥しているので雨の翌日など)
ラスベガスの年間平均気温と降水率
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | |
---|---|---|---|---|---|---|
最高 気温 |
15℃ | 19℃ | 22℃ | 27℃ | 32℃ | 39℃ |
最低 気温 |
-2℃ | 1℃ | 4℃ | 7℃ | 12℃ | 16℃ |
降水 日数 |
2 | 2 | 2 | 1 | 0 | 0 |
7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
---|---|---|---|---|---|---|
最高 気温 |
41℃ | 40℃ | 36℃ | 29℃ | 21℃ | 15℃ |
最低 気温 |
20℃ | 19℃ | 14℃ | 8℃ | 2℃ | -3℃ |
降水 日数 |
1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 |
10月から4月までの冬・春の時期が過ごしやすいですね。
ラスベガスの夏は暑さよりも喉の乾きで困ることがあります。
ラスベガス中心地はブランド店は多いのですが、ショッピングモールで食料品を手に入れるのが難しいため、水分をなかなか買えません。
ラスベガスを歩く時は、ペットボトル飲料を携帯して、水分補給していくことをおすすめします。
カジノ都市への歩み
そんなラスベガスですから、開拓してしばらくは発展することもなく、アメリカNo.1の広さを誇るフーバー・ダムが建設されたぐらいで、世間の認知度はあまりない片田舎という状態でした。
その状況が一変したのが、第二次世界大戦が終わった直後の1946年、ハリウッド映画でも度々登場するバグジーこと、ベンジャミン・シーゲルがこの地に建てたフラミンゴ・ホテルというラスベガス初のカジノ&リゾートホテルです。
シーゲルは、この広大な砂漠の土地を安く手に入れ、当時抗争が激化していたニューヨーク・シカゴからビジネスの場をラスベガスに移したのです。
シーゲルの思惑は当たり、ラスベガスはフラミングホテルとともにカジノ・リゾート産業で大きく発展します。
しかし、シーゲルの後を追うように、次々とマフィアがラスベガスにカジノホテルを建設していきます。
そして、シーゲル自身は、ホテル建設における資金トラブルで殺されてしまいます。
こうしてマフィアの資金源として成長したラスベガスですが、1960年後半からカジノの健全化の動きが加速し、ハリウッド映画会社が出資するテーマパーク型カジノホテルの建設ラッシュなどもあって、現在のラスベガスは、年間観光客4,100万人、GDP225億ドルというアメリカ観光都市NO.1の収益を誇る一大リゾート都市となっています。
カジノホテルはどれくらいあるの?
ラスベガスにカジノホテルと呼ばれるホテルはどのくらいあるでしょうか?
また、ラスベガスではどのように移動すれば良いでしょうか?
カジノホテルの中心地「ラスベガス・ストリップ」
ラスベガスでカジノを楽しむなら、ラスベガス・ストリップという地域のカジノホテルに泊まるのがベストです。
ラスベガス全体で、カジノのライセンス交付を受けたカジノホテルは270件以上もあり、それらはラスベガスの街に点在しています。
ネバダ州はカジノライセンスの取得が容易で、かつ州内のどこに施設を建設しても良いため、ラスベガス郊外や隣接の都市にもカジノホテルは存在します。
ただ、みなさんがイメージするラスベガスのカジノホテルは、その中心部である通称ラスベガス・ストリップにあるホテル群だと思います。
ラスベガス・ストリップはストリップストリートと呼ばれるメインストリート沿い約6.8kmにカジノホテルが集中している地域です。
ラスベガス・ストリップ
ラスベガス・ストリップには、世界の客室数ランキングTOP25の中に入る超大型カジノホテルが19件も存在しています。
ホテルの客室数ランキング
順位 | ホテル名 | 客室数 |
---|---|---|
1 | MGMグランド | 6,852 |
2 | ファースト・ワールド・ホテル | 6,118 |
3 | ディズニー・オールスター・リゾート | 5,524 |
4 | イズマイロヴォ・ホテル | 5,000 |
5 | ウィン・ラスベガス | 4,734 |
6 | ルクソール・ラスベガス | 4,408 |
7 | マンダレイ・ベイ | 4,332 |
8 | アンバサダー・シティ・ジョムティエン | 4,219 |
9 | ベネチアン | 4,049 |
10 | エクスカリバー | 4,008 |
※黄色がラスベガスのカジノホテル
そのため、カジノホテルの中だけで数泊しないとコンプリートできないほどのカジノゲームやアトラクションが用意されており、数多くの人で賑わっています。
ラスベガス・ストリップでの移動
6.8kmもあるメインストリートをどうやって移動しましょう。
距離からするとタクシーなどでの移動が良さそうですが、ラスベガスは夕方からの渋滞が激しく、公共交通機関のバスやタクシーでも全く動かない状態になります。
なので、午後の早い時間帯であれば別ですが、夕方・夜の移動は基本的に歩きがベストだと思います。
ただし、モノレールや無料シャトルバスなどの交通手段も用意されています。
宿泊するホテルの周囲でそうした無料の交通手段を利用するのもラスベガスを楽しむコツです。
ラスベガス・ストリップでの食事
カジノホテルには、複数のレストランがあり、多くのレストランはカジノから出なくても24時間食事ができます。
また、ストリップストリートの周囲にはホットドックの移動販売や商業施設内のレストランも24時間営業が多いです。
ラスベガスで日本食が恋しくなったら、バリーズ・ラスベガスというホテル内のICHIBANに行ってみてください。
24時間、美味しい日本食を提供しています。ただし、日本と違ってチップを払うことを忘れずに!
ラスベガスへの行き方
現状はコロナ禍で海外旅行に行くのは困難な時期ですが、日本からは成田・羽田・大阪・名古屋・関空などの国際空港からトランジット(経由便)で行くことができるほか、成田・羽田からは直行便も出ています。
ただ、経由便ですと2カ所の経由がほとんどなので、成田・羽田からの直行便をおすすめします。
その他、アメリカ各所から国内便で行くことができますが、おすすめはロサンゼルスからの国内便です。
ロサンゼルス空港はチェックイン・検査の自動化が浸透しているので、時間ギリギリでも間に合います。
ラスベガスの歴史でも紹介しましたが、現在のラスベガスはハリウッドと密接に関係しており、先にロス観光をした後にラスベガスでカジノを楽しむのが良いのではないでしょうか。
日本から国際線で行く場合は、マッカラン国際空港になると思います。このマッカラン国際空港からタクシーなどでラスベガスの中心地、ラスベガス・ストリップにあるホテルに直行するのが良いです。
アメリカ国内線の場合は、マッカラン国際空港がベストですが、ノース・ラスベガス空港でも大丈夫です。(ちょっと移動に時間がかかります。)
間違えてボールダー・シティ空港に行ってしまうと、ラスベガス・ストリップまで相当な距離があり、お金がかかってしまいます。
ラスベガス近郊の空港
帰りはラスベガスからの直行便か、ロサンゼルス経由便がおすすめです。
ロスまでは1時間30分くらい。サンフランシスコも同程度で行けますが、その後のチェックイン・出国審査のスピードが早いロサンゼルスが他都市よりもおすすめです。
また、帰りはラスベガスのマッカラン国際空港になりますが、搭乗ゲート付近にスロットマシンが点在しており、余ったドルやセント硬貨を使い切ることができます。
「両替するのを忘れて海外コインが溜まりすぎる現象」は、これで解決です(笑
ただ、スロットに夢中になって飛行機に乗り遅れないように!
ラスベガスでおすすめのカジノホテル
ここからは、ラスベガスでおすすめのカジノホテルを9つ紹介します。
ハリウッド映画の常連!伝統と格式の「ベラージオ」
ベラージオは、1998年にオープンした5つ星のカジノ&リゾートホテルで、建設当初のミラージュグループから現在はMGMが所有・運営しています。
オーシャンズ11やワンナイト・イン・パリスなどで舞台となったことでも有名です。
映画でも登場しますが、ベラージオの目玉の1つがホテル前の噴水ショーです。
20〜30分ごとに繰り返し噴水ショーを観られますが、ショーのレベルが半端ない。
噴水ショーという言葉で想像する何倍もの迫力で大人気のショーです。
また、ベラージオはラスベガスのホテルの中でも最高の5つ星評価のホテルであり、レストランも充実していて、かつ美味しいです。
特に朝食やブランケットで使われるバイキングレストランは、なんと90分待ちの行列ができる時もある有名なレストランでおすすめです。(私、並びました。。)
子供向けではないので、アトラクションは少ないですが、広々としたプール・スパなど、大人の娯楽・癒しの施設は充実しています。
ホテル施設内にあるカジノは、カジュアルなエリアからタキシード・ドレスが必要なリッチなエリアまで幅広く用意されていて、まさにハリウッドスターになったような気分も味わえます。
カジノで儲けたお金でスイートルームを予約して、ウェイターにチップを弾み、窓越しに噴水ショーを見下ろす・・・もう完全にラスベガスを舞台として映画の主演俳優になった気分ですよね。
それにはカジノに勝たないと。。
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ローマ帝国にいる気分で楽しむカジノ!「シーザーズ・パレス」
シーザーズ・パレスは1966年創業の老舗カジノ&リゾートホテルです。
古代ローマをテーマとして内部はローマ時代の石像が至る所に配置されています。
ちょっと暗めの照明で、荘厳な雰囲気を演出しています。
パレスという名前を付けるだけあって、内部は古代ローマ皇帝カエサルの宮殿のように石柱などで囲まれており、豪華ながらも歴史の深さに身が引き締まる感じがします。
ローマ帝国のロマンも感じられると思います。
とにかく大きなホテルですが、駐車場が広いことも特徴です。
どのくらい広いかと言いますと、1981、1982年と2年連続F1ラスベガスGPが「この駐車場内で」開催されたほどです。
現地でレンタカーを借りて、という旅行計画を立てたなら、ちょっとF1レーザーになった気分でシーザーズ・パレスに泊まって見るのはいかがでしょうか。
シーザーズ・パレスのカジノは、老舗だけあって、やはりディーラーと対決するテーブルゲームがおすすめです。
ラスベガスでは、ディーラーにはチップを渡さないといけませんので、勝ったら忘れずに渡しましょう。
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ピラミッドに泊まりたい!?「ルクソール」
ラスベガスでも一際目立つ、もっとも革新的なピラミッド型の構造物が2007年に誕生したルクソール・ホテルです。
テーマもズバリ古代エジプト。入り口では巨大なスフィンクスが鎮座していて、その下をくぐり抜けるようにホテルに入ります。
夜になると、ピラミッドの頂点から夜空に向けてサーチライトが照射され、遠くから見るとファラオのオーラが出てるかのようで畏怖の念すら抱いてしまいます。
外観だけは奇抜で、内部は普通の建物と言うのが一般的な建造物が多い中、ルクソールホテルは内装もピラミッド型を追求しており、客室の壁も斜めになっています。
さらにエレベーターも斜めに上昇するよう設計されていて、地震が来たらどうするの?と心配してしまいますが、地震の来ない地域なので大丈夫でしょう。
建物内部は巨大な空間になっており、その中央ステージでは、ダンス、コンサート、シルク・ド・ソレイユなどの劇が観られます。
バーでお酒を飲みながら、巨大ピラミッド内部を見渡すと、本物のピラミッドもこんな素敵なんだろうかと思いを馳せてしまいます。
(本物はお墓なので、そんな素敵じゃないでしょうけど。)
ルクソールは、ラスベガス・ストリップのカジノホテルの中でも、かなり安く泊まれます。
ホリデーシーズンでなければ、5,000円台でも泊まれるのが魅力です。
もう1つ、ルクソールは隣のマンダレイ・ベイとの間をモノレールが自動運行しており、特にマンダレイ・ベイでショッピングや食事をした後に、モノレールで移動すると、ピラミッドが迫ってくる迫力に圧倒されます。
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ベットからエッフェル塔を眺める夜!「パリス」
パリ市内をモチーフにしたパリス・ラスベガスは、パリを歩いている雰囲気に浸れるお洒落なカジノ&リゾートホテルです。
ホテルの象徴であるエッフェル塔のモチーフ建造物は、当初、本物のエッフェル塔と同じ大きさにする予定だったそうですが、空港が近いため、許可が降りず、現在の少し小さい形になりました。
ただ、それでも見上げると巨大なエッフェル塔に圧倒されます。
元々はヒルトンホテルが建設していたのですが、完成直前に撤退し、オーナーを変え、現状はホテルチェーン大手のシーザーズ・エンターテインメントが所有・運営しています。
ホテル内もパリの雰囲気が出るよう、通路にある看板や案内板には必ずフランス語が併記されています。
部屋も豪華絢爛というよりもフランス風の小洒落た可愛らしいデザインになっていて、アールヌーボーな絵画や家具が設置されています。
部屋によっては、シンボルのエッフェル塔が見えて、ベットで寝ながらエッフェル塔を眺めることが出来ます。
ラスベガスの夜を特別なものにしたい人は、そうした部屋を選んで宿泊することをおすすめします。
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ジェットコースターがホテルをすり抜ける!?「ニューヨーク・ニューヨーク」
第一次大戦中の活気あるニューヨークをテーマにした「ニューヨーク・ニューヨーク」は、1997年にオープンした、ラスベガスでは比較的新しいカジノ&リゾートホテルです。
ラスベガスの印象というと、自由の女神とザ・マンハッタンという感じの建物が思い浮かぶ人もいると思います。そうです。それがこのカジノホテルです。
ホテルの敷地内には、ジェットコースターが建物を取り囲むように設置されていて、自由に乗ることができますが、個人的に人生で一番怖かった乗り物だと確信しています!
浅草の花屋敷コースター同様、建物の至近距離を疾走するというのは思った以上に迫力があります。
実はこのジェットコースターは、花屋敷と同じ、日本のトーゴ社さんが造られているんです。
面白いのは、ジェットコースターが建物の近くを通り過ぎることで振動がビデオスロットゲームなどの機器に影響を与えないよう特別な設計がされているのだそうで、それってカジノホテルとして本末転倒な気もしますが(笑、ラスベガスから遠く離れた日本の花屋敷で培われた技術が採用されているって何とも感慨深いですね。
個人的な体験談ですが、アメリカ人の体型を基準にしているのか、コースターシートの座席ガードと体の間に、隙間がある感じで、落っこちるんじゃないかという恐怖心がありました。
実際、写真撮ろうとしてスマホを落としたりしないよう、専用ロッカーにポケットの中身を預けさせられます。(有料で1ドル。)
さて、肝心のカジノ施設についてですが、ビデオスロットゲームやテーブルゲームの定番はきっちりと抑えられています。
ラスベガスに建設されたカジノホテルの中でも比較的広さを抑えている感じです。
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カジノだけじゃない!大自然がそこにある!「ザ・ミラージュ」
ザ・ミラージュは、1989年に8億ドルもの予算を投じ、ハリウッド映画会社であるMGMによって建設されたカジノ&リゾートホテルで、敷地内にそびえ立つ火山と定期的に行われる無料の火山ショーでラスベガスの話題を集めました。
巨大な火山は、もちろん本物ではありませんが、溶岩の噴き出る様は圧巻です。
あまりに巨大なのでホテル外のストリートからでも鑑賞できてしまいます。
泊まらなくても観られるのでおすすめです!(日中であれば待ち時間なく観ることが出来ます!)
テーマパークホテルとしては、同じラスベガスのシーザーズ・パレスのような一貫したものはありませんが、施設内のお客さんの動きを計算し尽くして建てられたホテルで、カジノへの出入り、レストランへの移動など、ストレスなく施設内を動け、他のホテルにも移動しやすいという良いのか悪いのか、な設計がなされています。
カジノホテルは、ホテル宿泊費よりもカジノでの収益を重視するので、本来はお客さんを他のホテルに移動させない設計をするのですが、ザ・ミラージュでは多くの入り口からカジノにアクセスできるよう設計されています。
こちらとしては嬉しい限りです。
このような設計で他のホテルのお客を呼び込んだり、逆に送客するような設計は現在のラスベガスのスタンダードとなっています。昔と違い、現在のラスベガスでは色々なホテルのカジノを楽しみ散策するのが主流です。
ザ・ミラージュのカジノはドレスコード一切なし。施設内のプールから水着のままカジノで遊ぶことができます。
ただし、入り口での年齢チェックは行われますので、パスポートを携帯しておくことをおすすめします。
そんなオープンな設計なので、ちょっと騒がしい感じではありますが、怒鳴り声とかではないので、アットホームな雰囲気と言った方が近いです。
定番のテーブルゲームは勿論、ビデオスロットマシンも充実しています。テーブルゲームでは、ディーラーにチップを払うので、特に初心者の方はお忘れなく。
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世界一美味しい小籠包が食べられる!「ウィン(永利)」
マカオにもあるウィン・ラスベガス(Wynn Las vegas)。
最近、ニコラス・ケイジが日本人女性と5回目(!?)の結婚式を挙げたことでも有名なカジノ&リゾートホテルです。
マカオの記事でも紹介しましたが、このホテルにはRed8(レッドエイト)という中華料理レストランがあり是非立ち寄っていただきたいです。
なぜなら、このレストランには、我が編集部が絶対おすすめしたい小籠包があるからです。本当に美味しいです。
マカオでもラスベガスでも変わらず美味しい。是非、食べてみてください。
ホテル内のカジノ施設から行けますので、宿泊していなくても食事はできます。リーズナブルなのも嬉しいです。
ウィンはベラージオと同じくホテル前に巨大な池があり、そこで定期的に噴水ショーを楽しむことができます。
夜のライトアップされた時間帯に行くと、本当に幻想的な雰囲気で、恋人と行けば愛が深まるかも・・・。
カジノ施設はとても広く、マカオと同じく静かな雰囲気が特徴的です。
大小など、アジアのテーブルゲームも遊べますが、やはりブラックジャックとルーレットが中心となります。
ビデオスロットマシンも数多く設置されていますが、静けさを阻害してしまうようなうるさいマシンは置いていない印象です。
ウィンでも入口ゲートで年齢チェックはあります。
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ここはイタリアのヴェニス!?「ベネチアン」
マカオでも有名なベネチアン・ホテル・アンド・リゾートはイタリアのヴェネチアをテーマとした巨大カジノホテルです。
1999年に当時同じ場所に建てられていたサンズ・ホテルを取り壊して、現在のベネチアンホテルが誕生しました。
マカオのベネチアンは同じコンセプトで2007年にオープンしたものですので、ラスベガスの方が元祖ですね。
全室がスイートクラスという宣言通り、各部屋が飛んでもなく広いし、部屋数も多いです。
いわゆるミニスイートですので、価格も4-5万円でリーズナブルです。
客室はシティービューとデザートビュー(ネバダ砂漠が見えます)があり、砂漠が見えるデザートビューの方がおすすめです。
シティービューは、場所が悪いとラスベガス・ストリップが見られない場合があります。
また、アメリカ人ビジネスマンが泊まりたいホテルにも選ばれている理由として、デスクとチェアがビジネスに最適なしっかりとした造りになっており、リゾートホテルでは珍しく長時間仕事もできる設計になっています。
館内に流れる水路にはゴンドラがあり、それに乗って水路で館内を遊覧してくれます。
マカオと違い、ラスベガスのベネチアンではホテルの周囲も水路で覆われており、そちらもゴンドラで一周遊覧ができます。
館内通路は中世のイタリアルネッサンスがテーマだけあって、宮殿の回廊のように豪華で天井が高く、例えが悪いかもしれませんが、サイゼリアの豪華版といった感じ。
壁画と天上画が至る所に描かれています。
そして、カジノゲームがとにかく充実しています。ラスベガスのカジノ施設としては、最大級の広さではないでしょうか。
最新のビデオスロットマシンを積極的に導入してくれますので、毎年違うゲームにすっかり入れ替わっている印象です。
ここで最先端のスロットマシンに触れてみることをおすすめします。
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カジノ都市ラスベガスはここから始まった!「フラミンゴ」
フラミンゴ・ラスベガス(Flamingo Las Vegas)は、ベンジャミン・シーゲルが1946年にラスベガス初のカジノホテルとしてオープンさせたカジノ&リゾートホテルです。
ラスベガスのカジノの歴史はここから始まりました。
映画「バグジー」は、シーゲルがフラミンゴホテルをラスベガスに建設するストーリーが描かれています。
オープンからたった数週間でホテルは経営赤字となり閉鎖してしまいますが、翌1947年にシーゲルは資金調達により再開しますが、そのトラブルが原因で3ヶ月後にはシーゲルが暗殺されてしまいます。
その後もフラミンゴは発展していきますが、オーナーは次々と代わり、現在のパークプレイス・エンターテイメント社が1998年に買収して現在のフラミンゴ・ラスベガスになりました。
フラミンゴホテルの中庭にはホテル名にもなっているフラミンゴが実際に飼育・公開されていて、誰でも観ることができるのでおすすめしたい場所です。
ラスベガス最古のホテルですが、内部がリニューアルしていて、客室も最新の調度品が配備されており、老朽化の心配はいりません。
それでも、カジノを含め、このホテルには他のホテルにはないラスベガスの歴史を感じます。その歴史に触れたくて、泊まる人も多いでしょう。
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その他の格安ホテル
今まで紹介したカジノホテルはどれも高そうに感じられるかもしれませんが、ラスベガスのカジノホテルは全体的にアメリカの他都市のホテルより安い料金で宿泊できます。
それはラスベガスのカジノホテルが大半の収益をカジノから得ているため、宿泊費に還元して低価格を実現させているからです。
ルクソールやバリーズなどは、ラスベガスのカジノホテルの中でも高級感を保ちつつ、5,000円以下で泊まれる時期もあり、ビジネスホテル並みの価格で宿泊できます。
ただ、カジノの軍資金を極力確保したい、カジノホテルの宿泊代よりもアトラクションや食事にお金を使いたい、という人向けに、さらに格安で泊まれる(3,000円台など)おすすめの格安カジノホテルを紹介します。
3,000円台でも泊まれる!ラスベガス中心部の格安ホテル
- エクスカリバー・ホテル・アンド・カジノ
- パリーズ
- リオ
- サーカス・サーカス
カジノのマナーとルール
せっかくラスベガスに来たのだから、カジノで遊んでみたいけど、高そうだし、ドレスコードもありそうだし、と思われている方も多いかと思います。映画ではそんなシーンが多いですから。
でも、心配ありません。ラスベガスは至ってカジュアルな雰囲気でカジノゲームを楽しむことができ、初心者でもリラックスして遊べます。
服装(ドレスコード)について
ラスベガスでは、格式高いカジノホテルでもドレスコードは緩いです。
VIPルームなどのお金持ちが集まるところや、アパレル会社が主催するパーディーなどは、きちんとしたドレスコードがありますが、年間通じて暑いネバダ州の砂漠にできたリゾートなので、サンダル・短パンでも大丈夫です。
ラスベガスのメイン通りであるストリップ・ストリートでは、ビキニの女性やバニーガール、上半身裸にタトゥーな男性が普通に歩いています。
一部のカジノでは、水着OKというルールのカジノもありますが、大抵はカジノで水着、上半身裸はNGというルールは覚えておきましょう。
マナーについて
カジノ側のドレスコードは厳しく無いですが、マナーは一般のお客様の気分を害さないよう、気をつけた方が良いです。
- 大声をあげる
- ディーラーにチップを渡すルールを守らない
- スロットマシンをバンバン叩く
- 泥酔してカジノをする
- 遊び方、ルールが分からない状態でディーラーと対戦する
最後の「遊び方、ルールが分からない状態」は、初心者だから仕方ないと思うかもしれませんが、一人のディーラーに対し、複数のプレイヤーが対戦するルーレットやバカラなどは、他のプレイヤーが進行を待たされるので煙たがられます。
なので、初心者であっても、多少ルールは知っておきましょう。
ラスベガスのブラックジャックは、指の動きでディーラーに指示を出すハンドサインのルールがあり、遊び方だけではなく、作法を学んでおくことは大切です。
初心者の方はそこまで深い知識は要りません。
カジノに入る際にチェックされること
ラスベガスカジノは年齢制限が厳しく、21歳未満の年齢だとカジノに入れません。
そのため、ラスベガスの各カジノは、入口ゲートで身分証明書をチェックする時があります。
日本人は年齢より若く見られるので、年齢をクリアしてる人でもパスポートを見せて、と言われます。
ラスベガスに限らず、パスポートは常に携帯しておきましょう。
最近では、スロットに対するハッキング対策に加え、2017年に起きたラスベガス・ストリップ銃乱射事件などの影響もあって、ラスベガスのカジノ施設では、カジノの入口で警備員が手荷物チェックを実施しています。
とは言え、警備員も怖い印象はありませんので、安心して挙動不審にならないよう笑顔で応対しましょう。相手も気軽に話しかけてくれます。
ラスベガス初心者だった頃の私も、気さくに挨拶してくれて、ほっとした覚えがあります。
カジノゲームの種類と特徴
個々のホテル詳細でもご紹介しましたが、ラスベガスでは多くの種類のカジノゲームを遊べます。
アジアだけで遊ばれているようなゲームは殆ど無いのですが、アジアカジノの最大手であるサンズ・グループが経営するベネチアンなどのホテルでは、大小なども遊べます。
また、後述しますが、初心者の方でも安心なコンピューター対戦型のマシンもあり、初心者がルールを覚える際に良く利用されています。
ほぼ全てのカジノホテルで遊べるゲーム
- ルーレット
- ブラックジャック
- バカラ
- ポーカー
- カジノウォー
- クラップス
- その他、各種スロットマシン
テーブルゲームでは、ディーラーにチップを払うことが習慣となっています。
チップの額は人それぞれですが、数ドル程度です。
ラスベガスでは、なかなか遊べないゲーム
- 大小(シックボー)
- マカオダイス
ラスベガスに限らず、カジノ初心者の方は、まずコンピュータと対戦するスロットマシンやポーカーで遊んでみて、コツを掴むことをおすすめします。
ルーレットなどのテーブルゲームでも、殆どのカジノでコンピューター対戦版があります。
初心者のうちは、遊び方やルールを覚えるために、最初はコンピューター相手に対戦してみましょう。
画面は英語ですが、初心者でも直感的に動かせるようタッチパネルも工夫されています。
コンピューター対戦の場合は、チップが要らないのも利点なので、チップ払いたくない!という人もコンピューター対戦をおすすめします。
アメリカでのチップについて
チップについて記載しましたが、アメリカでは、レストランやルームサービスなど、サービスしてくれた行為にチップを払う文化があります。
労働賃金の安い事情もあり、労働者はチップで自分自身のサービスに対する対価を求めるのが当たり前なのです。
レストランのレシートには、チップを記載する欄があります。
通常は7%、15%、20%のチェック欄があり、自分が払っても良いと思えるチップにチェックを入れるか、具体的なチップ額を書き込む習慣となっています。
ラスベガスやアメリカのチップ文化に慣れていない初心者の方でしたら、
- サービスが少し悪いと思ったら7%
- 良いサービスなら15%
- 最高なサービスだったら20%
という目安でチップを払うのが無難なやり方です。
ラスベガスのカジノにはレストランが複数あり、種類も多様で魅力的ですが、大抵のレストランがこのチップ制度を導入していますので、メニューに記載された金額の15-20%増しがチップ込みの支払額と考えください。
カジノゲームのルール・遊び方について
ヨーロッパやアジアのカジノゲームと比べて、それほど大きなルールの違いはありません。
アジアではバカラについて固有のローカルルールがありますが、ラスベガスや他の欧米の国のルールはかなり統一されていて、特別なルールを覚える必要はありません。
ただ、遊び方としては、アジア圏が大声を挙げても問題ないのに対し、欧米では大声を挙げる事を良しとしない文化があります。この暗黙のルールは覚えておいた方が良いでしょう。
バカラの遊び方として、アジア圏ではスクイーズ(絞り)と呼ばれるカードを折り曲げる行為が許されていますが、ラスベガスでは絞りは極力控えた方が良いです。
税金について
ラスベガスのカジノで50万円以上の利益が出た場合、税金が発生します。
通常、それほど大きな儲けは無いかと思いますが、ジャックポッドが大当たりしてしまった場合、税金はどうしたら良いでしょうか?
一般的には米国で税金を払う、日本で確定申告する、という2通りの方法があり、どちらかを選択できます。
ただ、日本で申告する場合は、2-3月に提出する確定申告時に、どこのカジノで勝ち、その証拠がこれ、と言った書類を提出する必要があり面倒です。
一方、米国での税金支払いをしてしまう場合は、ラスベガスのカジノ運営側が税金分を差し引いて現金化してくれますので、大勝ちした場合は、米国で税金を支払ってしまった方が無難です。
ラスベガスの現状
最後に最新情報として現在のラスベガス、そしてカジノホテルについてお伝えします。
ご想像通り、ラスベガスもCOVID-19(新型コロナ)禍でだいぶ様変わりしてしまいました。
有名なカジノホテルの中には、平日営業を完全停止するところも出てきています。
アメリカの緊急事態宣言で観光客、特に外国人観光客が激減したこともあり、カジノホテルだけでなく周辺のブランドショップも営業停止、または閉鎖に追い込まれています。
サーカス歌劇として一世を風靡していたシルク・ド・ソレイユも解散してしまい、ルクソールやマンダレイベイで開催されていたショーに、彼らの名前はもうありません。
2021年3月3日、サンズ・グループは上記で紹介した「ベネチアンホテル」をアメリカの投資会社グループに6,680億円で売却しました。
コロナ禍でアメリカでの経営状態が悪化し、1,800億円もの赤字を計上したためです。
ベネチアンが今後どのように経営されていくかは分かりませんが、大好きなコンセプトのホテルなので、オーナーが変わっても変わらずあの雰囲気のままでいて欲しいと願います。
ラスベガスのストリップストリート沿いのホテルは、一時全てのホテルが営業停止を余儀なくされていましたが、2020年10月から徐々に再開していき、平日休業も含む短縮営業ながらも、全てのホテルが営業を再開しています。