日本人にとって「オンラインカジノってどんな感じで経営しているの?カジノだから怪しい企業が関わっているのでは…」と感じてなかなか登録に進めないという人もいます。
この記事では、そんな人でも安心して登録できるようにオンラインカジノと運営企業について詳しく解説していきます。
オンラインカジノを運営していくための構造
まずは、オンラインカジノを運営していくための構造について簡単に見ていきましょう。
決して難しい部分はありませんので、ゆっくり読めば問題ありません。
- オンラインカジノの運営企業
- カジノゲームを提供するソフトウェア企業
- 入金や出金を担当する決済企業
- オンラインカジノの運営を許可する政府や第三者機関
- オンラインカジノを遊ぶプレイヤー
オンラインカジノの運営企業
まずは、そのオンラインカジノを運営している企業です。
プレイヤーがカジノゲームで快適に遊べるように場を提供しています。
同じ企業が複数のオンラインカジノを運営していることもあり、大手オンラインカジノを運営している企業の新しいオンラインカジノは信頼性が高くて人気になりやすいです。
カジノゲームを提供するソフトウェア企業
オンラインカジノを運営している企業は、あくまでカジノゲームを楽しめる場とサービスを提供しているだけです。
肝心のカジノゲームのほとんどは、外部のソフトウェア企業に委託しています。
ソフトウェア企業が開発したカジノゲームを確認し、運営企業がオンラインカジノに導入するイメージです。
入金や出金を担当する決済企業
オンラインカジノで遊ぶには入金する必要がありますし、勝利金を引き出すには出金する必要があります。
そのため、オンラインカジノとプレイヤーが金銭のやり取りができるようにするための決済企業が必要になります。
オンラインカジノの運営を許可する政府や第三者機関
オンラインカジノを運営するためには、カジノが合法化している国であることが前提としてあります。
それに加えて、国や政府レベルでのライセンスを取得しなくてはいけません。
ライセンスがあるオンラインカジノというのは安全性や信頼性があり、運営企業の評価にも直結していると言えるでしょう。
オンラインカジノを遊ぶプレイヤー
最後に、オンラインカジノで遊ぶプレイヤーです。
日本でカジノで遊ぶのは違法ですが、現状オンラインカジノであれば合法でもなく違法でもないため即逮捕されるようなことはありません。
安全性と信頼性のある企業の見つけ方
上記のように、オンラインカジノを運営していくためには5つの構造があります。
その中でも、「オンラインカジノを運営している企業」というのは重要な要素です。
ここからは、そんな優良な運営企業の見つけ方・探し方を解説していきます。
- 運営ライセンスを取得しているか
- 運営ライセンスの取得は簡単ではない
- どこの運営ライセンスを取得しているか
- 運営ライセンスを取得していない無許可営業には注意
運営ライセンスを取得しているか
優良な運営企業の見つけ方で最も分かりやすく確実なのが、「運営ライセンスの取得状況」を確認するというものです。
運営ライセンスというのは国や政府から「合法的にオンラインカジノを運営しても良い」という資格を得た企業のみに与えられるものとなっており、持っているだけで安全性や信頼性を保証していると言えるでしょう。
ライセンスは運営企業のホームページや、オンラインカジノに記載されていることが多いです。
運営ライセンスの取得は簡単ではない
上記でも記載した通り、運営ライセンスというのは国や政府から発行されるものです。
そのため、取得するのは非常に厳しいチェックを受けなくてはいけません。
さらに、一度取得したら終わりというわけでもないのです。
定期的に抜き打ち監査が実施されており、そこで少しでも怪しい動きがあれば運営ライセンスは即剥奪となってしまいます。
取得するための条件や項目はライセンスの種類によっても異なりますが、以下のような点を確認していることが多いです。
- 運営企業のこれまでの実績や資産状況
- オンラインカジノを運営していくだけの人員がいるか
- 過去に不正行為を行っていないか
- 怪しい企業との関係の有無
など…
実際にはもっと細かくさまざまなことを調べられます。それに合格してようやく企業に運営ライセンスが発行されるのです。
どこの運営ライセンスを取得しているか
運営ライセンスを取得しているという時点で、その企業やオンラインカジノというのは一定の安全性や信頼性が認められています。
しかし、実際は運営ライセンスにも取得難易度からランクというものが設定されているのです。
中には、審査が緩くてお金さえ払えば取得できてしまうような運営ライセンスもあるからです。
ここでは、そんな運営ライセンスの中でもトップクラスの取得難易度と信頼性のあるものを3つ紹介していきましょう。
キュラソーライセンス
オンラインカジノの運営ライセンスとしては、1、2位を争うほどの認知度と取得難易度がある「キュラソーライセンス」です。
1999年からオンラインカジノへの運営ライセンスを発行しているなど歴史も長く、大手オンラインカジノもキュラソーライセンスの取得・変更を行っています。
キュラソーライセンスを取得している企業・オンラインカジノは安全と言えるでしょう。
【取得済みオンラインカジノ】
- ベラジョンカジノ
- エンパイア777カジノ
- エルドアカジノ
- ミスティーノカジノ
- カジ旅
- ビットカジノ
など…
マルタライセンス
キュラソーライセンスと並んで認知度が高い運営ライセンスと言えば「マルタライセンス」でしょう。
発行開始時期も2000年からと、キュラソーライセンスの1年後からとなっています。
取得難易度も非常に高く、新規参入企業やオンラインカジノではなかなか難しいでしょう。
定期的に監査に入っていますので、ずっとマルタライセンスを取得しているというのは、企業やオンラインカジノにとっては大きなアドバンテージです。
【取得済みオンラインカジノ】
- ジャックポットシティカジノ
- カジノシークレット
ジブラルタル
上記の2つと比べると少し認知度は落ちてしまいますが、それでも高い信頼性と取得難易度を誇るのが「ジブラルタルライセンス」です。
ジブラルタル政府が直接監査するということもあり、実績の少ない新規参入企業ではなかなか取得することができません。
維持費が高いことでも有名ですので、ジブラルタルライセンスのまま変更していない企業は経営面で安定しているとも言えるでしょう。
【取得済みオンラインカジノ】
- ウィリアムヒルカジノ
上記3つの運営ライセンスは昔からオンラインカジノ業界に携わっていることもあり、業界人だけでなくプレイヤーからも高い認知度と信頼性があります。
最近の傾向としては、キュラソーライセンスの取得・変更している企業やオンラインカジノが多くなっているように感じます。
運営ライセンスを取得していない無許可営業には注意
このように、オンラインカジノを合法的に運営するためにはライセンスが必要になりますが、中にはライセンスを取得していないのに運営している違法オンラインカジノもあります。
このようなオンラインカジノ・運営企業を選んでしまうと、以下のようなトラブルに発展してしまう可能性が高いです。
- 入金したのにオンラインカジノに反映されない
- カジノゲームで賞金を獲得したのに出金申請が通らない
- 提出した個人情報が流出してしまった
- 突然サイトが閉鎖して資金が出金できなくなる
- サポートと連絡が取れなくなる
など…
このような違法オンラインカジノで遊んで何かトラブルに発展したとしても、保証してくれる企業はありません。
ボーナスが豊富だったり、好きなカジノゲームが導入されていたとしても運営ライセンスがない場合は絶対にプレイしないようにしましょう。
オンラインカジノ・運営企業と第三者機関の関係
オンラインカジノの運営にはライセンスが必要ということが分かったと思いますが、それと同じくらい大事なのが「第三者機関による監査」です。
第三者機関による監査によって、以下のようなことが分かります。
- 運営企業が不正行為をしていないか
- 導入したカジノゲームに不正が仕込まれていないか
- マネーロンダリングなどの不正行為の有無
など…
運営企業・ソフトウェア企業のあらゆる不正行為を監査するのが第三者機関の仕事です。
そのため、この第三者機関の監査が入って認証されている企業やカジノゲームは不正行為の可能性が極めて低いということになります。
もちろん、第三者機関を介してなくてもしっかりとした運営をしている企業・オンラインカジノもありますが、認証しているという事実は信頼性の一つの指標となります。
おすすめの第三者機関
では、どのような第三者機関がオンラインカジノに携わっているのか簡単に見ていきましょう。
eCOGRA(イーコグラ)
大手第三者機関の「eCOGRA」です。2003年からプレイヤーを保護するために運営を開始しており、公平な立場から審査を行っています。
- プレイヤーにとって公平なカジノゲームを提供しているか
- 企業は公正な運営をしているのか
- トラブル解決のために迅速な対応をしているか
- 入金、出金などの決済関係をきちんろしているか
監査の厳しさにおいては第三者機関の中でも厳しく、一回目から合格できる企業は限られているとされているほどです。
そのため、eCOGRAの認証を受けている企業・オンラインカジノというのは安心してプレイすることができるでしょう。企業とトラブルになった際にも、eCOGRAを介してトラブル解決の手助けもしてくれます。
GLI(Gaming Laboratories International)
こちらも第三者機関としての認知度は非常に高い「GLI(Gaming Laboratories International)」です。
ギャンブル業界においては最大規模と言えるでしょう。
オンラインカジノの運営企業への監査もそうですが、とくに力を入れているのが導入するカジノゲーム、カジノゲームを作っているソフトウェア企業への監査です。
ランドカジノの本場であるラスベガスやマカオでも監査を行っており、ペイアウト率の公表なども行っているため信頼性も高いと言えるでしょう。
- RNG(乱数発生装置)がしっかり作動している
- ギャンブル依存症対策が行われているか
- カジノゲームに不正基盤が取り付けられていないか
- 運営企業とソフトウェア企業のやり取りに不正がないか
など…
数多くの項目で監査を行っており、その正確さから「GLI基準」とされているほどのレベルに達しています。
このことから、GLIの監査にクリアしている企業やカジノゲームというのは安全と言えるでしょう。
導入しているカジノゲームについて
企業やオンラインカジノが運営ライセンスと第三者機関の認証を受けているかが重要とここまで書いてきましたが、カジノゲームの製作をしている「ソフトウェア企業」にも注目してみましょう。
たとえ運営企業が合法であっても、導入したカジノゲームに不正があっては意味がありません。
現在では多くのソフトウェア企業がありますが、どうしても不正されるのが不安と感じる人は以下のようなソフトウェア企業のゲームを導入しているオンラインカジノを利用してみましょう。
Microgaming(マイクロゲーミング)
オンラインカジノ業界における最大手ソフトウェア企業の「Microgaming」です。業界に携わる人で知らない人はいないでしょう。
1994年からオンラインカジノ業界と関わっている歴史もあります。
「もし迷ったらMicrogamingのカジノゲームを選んでおけば間違いない」と言われるほどの安全性と信頼性、高品質なゲーム性があります。
たまたま遊んだカジノゲームがMicrogaming製というのも珍しくありません。
Playtech(プレイテック)
Microgamingほどではありませんが、1999年に創業された歴史のあるソフトウェア企業です。
こちらも高い安全性と信頼性があり、グラフィックやサウンドのクオリティが非常に高いのが特徴です。
Playtechのゲームを遊んでからビデオスロットにハマったというプレイヤーも多く、ジャックポット搭載機もあるため一攫千金を狙うハイローラープレイヤーにも人気となっています。
NETENT(ネットエント)
最後に紹介するのが、「NETENT」です。
シンプルな操作性のゲームが多く、初めてオンラインカジノで遊ぶという人にも高い人気を誇っています。
運営企業がストックホルム市場に上場しているという点からも、高い信頼性があるのが分かります。
前述した「eCOGRA」の認定を受けているのも高い評価に繋がっていると言えるでしょう。
まとめ
今回の記事をまとめると以下のようになります。
- オンラインカジノを運営するにはライセンスが必要
- 第三者機関の認証を受けていると安全性や信頼性が高い
- 無許可オンラインカジノには登録しないようにする
- ゲームを開発しているソフトウェア企業にも注目
優良企業が運営しているオンラインカジノは必ず運営ライセンスを取得しています。
もし安全性を中心に考えているのであれば、キュラソーライセンスかマルタライセンス、ジブラルタルライセンスを取得しているオンラインカジノから始めてみるのがおすすめです。