パイゴウポーカーとは、中華圏のゲームでよく使われる「牌九(パイゴウ)」という、ドミノに似た牌を使うカジノゲームのことです。
もともとはこの牌九を使用していましたが、現在では通常のポーカーと同じようにトランプのカードを使用して行うのが一般的です。
通常のポーカーをモチーフにしたゲームで、基本的なルールはよく似ていますが異なるポイントも多くあります。
そのため、今までと違ったゲームスタイルで遊べるので、いつものカジノのポーカーに飽きてしまった方はルールを押さえて攻略してみると良いでしょう。
今回は初心者でも楽しめるようにパイゴウポーカーの遊び方や攻略法について解説します。
パイゴウポーカーの基本ルールと通常のポーカーとの違い
パイゴウポーカーは通常のポーカーと共通している部分と異なる部分があります。
基本的なルールを押さえておけば、楽しくカジノでゲームを攻略できるようになるので、どのようなルールなのか見ていきましょう。
対戦相手はディーラー
通常のカジノのポーカーの場合、プレイヤーとプレイヤーで勝負することが多いでしょう。場合によっては複数人のプレイヤーと対決することもあります。
パイゴウポーカーはプレイヤー同士の対戦ではなく、プレイヤー対ディーラーとのゲームになります。カードの強さは2が一番弱く、Aが最も強くなります。
この基本ルールはゲームを攻略する上で重要です。
配られる手札は7枚
通常のポーカーの場合、手札に配られるカードの枚数は5枚です。
ところが、パイゴウポーカーのルールは、合計7枚のカードでハイハンド(ファーストハンド)とローハンド(セカンドハンド)の2つに分けて勝負します。
また、通常のポーカーでは一般的なカード交換はありません。ハイハンドは5枚のカードの組み合わせで、通常のポーカーと同じように役を作ります。
残りの2枚のカードがローハンドになります。また、このとき重要なルールは、ハイハンドはローハンドよりも強い数字か強い役である必要があります。
そのため、攻略するためには単純にハイハンドの役を作るのではなく、ローハンドのことも考えなければなりません。
勝利条件はハイハンド・ローハンドのどちらも勝利すること
パイゴウポーカーでは、相手(ディーラー)とハイハンド同士、ローハンド同士で対戦します。
このとき、ハイハンドもローハンドも勝利することでゲームに勝利します。どちらかだけ勝った場合は、引き分けです。
もしカジノなどでゲームをしており金額を賭けている場合、引き分けになると返金される仕組みです。
また、ディーラーと全く同じ手を出した場合(コピーハンド)はディーラーの勝利になります。
通常のパイゴウポーカーはカードカウンティングを防ぐために、ゲーム毎にカードを全てシャッフルするのが基本ルールです。
そのため、配られる手札の7枚の組み合わせはプレイヤー・ディーラーも完全に運次第になるでしょう。
同じ手を出した場合はディーラーの勝利になるので、プレイヤーの方が不利なゲームです。
しかし、完全に運の勝負ではなく、ハイハンドとローハンドの組み合わせによって攻略できるのが、パイゴウポーカーの醍醐味といえるでしょう。
ハイハンドの役に対する特別な配当はない
通常のポーカーでディーラーと対戦する場合、役の難易度(レア度)に合わせて配当の倍率が異なります。
例えば、ワンペアは1倍、ツーペアは2倍、フルハウスは7倍、ロイヤルストレートフラッシュは100倍のようになります。しかし、パイゴウポーカーの場合は、ハイハンドで強い役を揃えても配当の倍率は変わりません。
純粋なカードの強さによる「勝敗」が重要なポイントなので、攻略するためには強い役を無理して目指す必要はありません。
例えば、ハイハンドで強い役を揃えても、ローハンドが弱くなってしまえば引き分け・負けの可能性が高くなるでしょう。
あくまでも、どうすればハイ・ローで相手に勝つか、というのを考えるのがおすすめです。そのため、どちらも勝てるバランスが良い手札の方が攻略しやすくなります。
また、勝利時の配当は1.95倍です。
ジョーカーの役割
通常のポーカーの場合、ジョーカーを使用しませんが、ジョーカーを使用する場合もあります。
この場合、ジョーカーはワイルドカードと呼ばれ、どのようなカードにもなることができ、Aよりも強いです。
パイゴウポーカーの場合はルールが少し異なり、ジョーカーは基本的にAと同じ扱いになります。
ただし、手がフラッシュ、ストレートのいずれかの場合のみワイルドカードとして使えます。
パイゴウポーカーの流れ
パイゴウポーカーは本場のカジノだけでなく、多くのオンラインカジノに対応しているので気軽に遊べます。
カジノやゲームの種類によって細かい流れは変わりますが、大まかな進め方はだいたい決まっています。
ここからはカジノなどでパイゴウポーカーを遊び方の流れを紹介します。
賭け金をベットしカードを受け取る
ゲームを始めるときは、まずは賭け金をベットしカードを受け取ります。
ベットしカードを受け取るとゲームから降りられなくなるので注意が必要です。
手札を確認し戦略を考える
7枚のカードを確認したら、まずはハイハンドとローハンドの組み合わせを考えましょう。
このときは、パイゴウポーカーのルールである、ハイハンドはローハンドよりも強くしなければならない、ということを忘れてはなりません。
ワンペアのときは自動的にハイハンドで役を作り、役を作れないときは一番強いカードをハイハンドにするように覚えておきましょう。
勝負する
ハイハンドとローハンドの役が決まったら、ディーラーと勝負します。
先程の通り、ハイハンドとローハンドのどちらも勝てば勝利、どちらかだけ勝てば引き分け、どちらも負けで負けになります。
役の組み合わせを理解する
パイゴウポーカーで少しでも攻略しやすくするためにも、ハイハンドとローハンドの役の作り方を把握しておくと良いでしょう。
ここからは、パイゴウポーカーを攻略するためにも役の組み合わせについて弱いものから順番に紹介します。
役が無かった場合
ペアにならず役が作れない場合は、ハイカードと呼ばれハイハンド・ローハンドのそれぞれで、一番数字が大きいカードで勝敗が決まります。
ワンペア | 同じ数字が2枚ある 組み合わせ |
---|---|
ツーペア | ワンペアが2つある 組み合わせ |
スリー・ オブ・ア・ カインド |
同じ数字が3枚ある 組み合わせ。 いわゆる「スリーカード」 |
ストレート | 連続した数字が5枚並ぶ 組み合わせ。 ※K・A・2を連続させる ことはできない。 OK) 10・J・Q・K・A / A・2・3・4・5 NG) J・Q・K・A・2 |
フラッシュ | 同じマーク(スーツ)が 5枚揃う組み合わせ。 |
フルハウス | ワンペアとスリー・オブ・ ア・カインドの組み合わせ |
フォー・ オブ・ア・ カインド |
同じ数字が4枚ある 組み合わせ。 いわゆる「フォーカード」 |
ストレート フラッシュ |
同じマーク(スーツ)の ストレート |
ロイヤル フラッシュ |
同じマーク(スーツ)の 「10・J・Q・K・A」の 組み合わせ |
ファイブ・ オブ・ア・ カインド |
A4枚とジョーカーの 組み合わせ ※ジョーカーが Aの役割を果たすため、 Aのみできる役 |
ローハンドの役
ローハンドは2枚しかないので、ワンペアが最も強い(Aのワンペアが最強)です。
そのため、もし手元にAのワンペアがあれば、ローハンドに回すことで負けることはなくなります。
ただし、この場合だとハイハンドでツーペア以上の役を作らなければなりません。
パイゴウポーカーではローハンドの内容が攻略に大きく関わっているので注意しましょう。
パイゴウポーカーの攻略法
パイゴウポーカーはルール上、完全な運勝負ではなく、出すカードの組み合わせによって勝敗が分かれるので、少しでも勝率が高い組み合わせにすることで攻略しやすくなります。
パイゴウポーカーで勝つためにはどのような攻略法があるのか見ていきましょう。
ハイハンドとローハンドのバランスを考える
パイゴウポーカーを攻略するためには、ハイハンドとローハンドがバランス良く強い手を考える>ことが重要です。
通常のポーカーと比べると攻略しにくくなりますがその分楽しみやすいでしょう。
つまり、運の要素が強いポーカーよりも頭脳戦の方が得意な方は、パイゴウポーカーの方が攻略しやすいかもしれません。
反対に、ハイハンドで良い役を揃えようとしてしまうと、ローハンドが弱くなってしまい、ハイハンドで勝利できてもローハンドで負けてしまうので、ゲームには負けてしまいます。
ツーペアできたときは分散させる
パイゴウポーカーでは、ワンペアが揃うことはあってもツーペアが揃う確率は低いです。そのため、ツーペアができた場合は、ハイハンドとローハンドでワンペアずつ配分することで負ける可能性を低くできます。
ローハンドの2枚目は慎重に選ぶ
ハイハンドやローハンドは一番強いカードが重要視されますが、特にローハンドは2枚目に強いものを選ぶことが大切です。
なぜなら、ローハンドの強い方のカードが相手と同じだった場合、2枚目の強さで勝敗が決まるからです。そのため、ローハンドの2枚目のカードはできるだけ強いカードを選ぶことで攻略しやすくなります。
ストレート・フラッシュの勝率は高い
手札が配られたとき、ストレートやフラッシュが揃えばハイハンド側での勝率は一気に高くなります。例え、ローハンド側が弱くなってもゲームで負ける可能性は低くなるでしょう。
また、ストレートやフラッシュの場合、ツーペアやフルハウスと違ってローハンドにカードを回しても意味はあまりありません。
もし、このようにストレートやフラッシュが作れるときは、ローハンドでの勝率を高められるように、なるべく強いカードを持ってくるようにします。
例えば、ストレートが作れる手札で連続する数字が6枚あったとき、最も数字が大きく強いカードをローハンドに回します。
フラッシュの場合も同じで、同じマークが6枚以上あったときは、「A」などの強いカードをローハンドに回すことで、ハイ&ローの両方で攻略しやすくなります。
ただし、ストレートやフラッシュが作れると同時に、ツーペアが作れるのであれば、ストレートやフラッシュを崩してでもワンペアをハイハンドとローハンドに分散させる方が攻略しやすくなります。
手札の組み合わせによって決まっている攻略法
パイゴウポーカーの最善手はある程度決まっています。つまり、この最善手を知っているかどうかで勝率は大きく変わってくるでしょう。
ここからはパイゴウポーカーの手札の組み合わせで決まっている攻略法を紹介します。
ペアができないとき
ハイハンドもローハンドもペアができないケースは多くあります。この場合は、ルール上ローハンドに最も強いカードを持ってくることはできません。
そのため、ペアができないときは、一番強いカードをハイハンド、二番目に強いカードをローハンドに持ってくると攻略しやすいでしょう。
ワンペアができるとき
ワンペアのときは、ルール上、ハイハンドにペアを持っていかなければなりません。そのため、ワンペアのときはハイハンドにペア、ローハンドに一番・二番に強いカードを持ってくると攻略しやすくなります。
ツーペアができるとき
ツーペアがあるときは最も強い「A」の有無で、ハイハンドとローハンドの配分が変わります。
「A」がないときは、弱い方のペアをローハンドに回します。「A」があるときは、「A」をローハンドに回し、ハイハンドにツーペアを置くことで攻略しやすくなります。
スリーペアができるとき
ペアが3つできるときは、自動的にハイハンドにツーペア、ローハンドにワンペアを配分することになります。このとき、ローハンドでの勝率を少しでも高くするために、最も強いペアをローハンドに置きます。
このことでローハンドの勝率が高くなり、引き分け以上の結果を掴みやすくなります。
フルハウスができる場合
スリーカードとワンペアの組み合わせであるフルハウスの場合、ハイハンドにスリーカード、ローハンドにワンペアを置くのが基本です。
ただし、残りのカードに「A」がある場合は、ローハンドに「A」を置き、ハイハンドをフルハウスにした方がおすすめ。
攻略を実践!おすすめのオンラインカジノは?
ラッキーニッキー
パイゴウポーカーは人気オンラインカジノ「ラッキーニッキー」でプレイできます。ラッキーニッキーは可愛らしいアニメのキャラが登場するオンラインカジノで、ゲーム数は1,300以上と充実しています。
ウェルカムボーナスも豊富にあり、カジノゲームを始めて遊ぶ初心者でも気軽に遊べるでしょう。分からないことがあってもメールやチャットなどの日本語サポートにも対応しているので安心です。
まとめ
カジノで遊べるパイゴウポーカーは5枚のハイハンドと2枚のローハンドに分けて勝負する、少し変わったルールのポーカーのゲームです。
カードを交換することはできませんが、ハイハンドとローハンドに配分していたカードの組み合わせによって勝率は大きく変わるので、頭脳戦が好きな方は攻略しやすいゲームです。
パイゴウポーカーで重要なことは「引き分け以上の結果を確保」することです。
手札に自信がないときは、ハイハンド・ローハンドのいずれかで最も勝率が高い配分にすることで、負ける可能性は小さくなり攻略しやすくなります。
カジノでパイゴウポーカーで勝ちたい方は、基本ルールと一緒に決まり切った勝利のパターン・攻略法を押さえておくと良いでしょう。